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バジリカータ・ロッソ/2017

テイスティング内容
サクランボの明るいアロマとほのかにハーブや土感のあるミネラルの雰囲気とスパイス感。シンプルながら上品な香りです。
チャーミングながら引き締まった酸味とミネラルがアタックからアフターまでしっかりと感じられる味わい。アリアニコとは思えないスムーズな飲み飽きない味わい。

ワイナリー詳細
カーサ・マスキート

イタリア半島のヒールの付け根部分に位置するバジリカータ州のポテンツァ県マスキート地区に、カーサ・マスキートは2000年に創立されました。カーサ・マスキートのワインはヴルトゥーレの丘陵地帯、古くは火山溶岩で形成されたミネラルを多く含む粘土質の地質から生まれます。

この地方に伝わる伝統的な方法と現代技術との融合が、この土地の個性を良く表したワインを生み出しました。土壌はケイ土を多量に含んだ砂利、砂からなる火山・沖積層。年間1600時間という長い日照時間と年間600ミリという少ない降雨量の自然条件の下、一株一株厳しい剪定を行います。

そのブドウから生まれる彼らのワインにはミネラル感と酸味があり、力強さと長い余韻もあります。アリアニコはバジリカータ州に大変古くから普及している土着の黒ブドウ品種です。古くはギリシアから持ち込まれたと言われ、ギリシアの別名であるヘレニアがアリアニコの語源であると言われています。

10月の最終週に熟したアリアニコは丁寧に手摘みされます。柳籠で傷が付かないように慎重に葡萄をカンティーナに運びます。25℃以下で約8~10日間マセラシオンし、ステンレスタンクにてマロラクティック発酵。熟成はフランス産トノーを使用しています。
ビロードのようにまろやかでありながらしっかりとした、また繊細で厚みのある香りを熟成時に造り出します。

オーナーのアントニオ・グリージーは、もの静かで心やさしい暖かみのある人です。テイスティングの際には穏やかな表情でワインを説明しつつ、地元のとてもおいしい生ハムやサラミ、カチョカヴァッロチーズでもてなしてくれました。

これ以外にもバジリコカータ州にはマテーラパン(セモリナパン)、ビステッカディスコットーナ(地場牛肉)、ピニャータ(仔羊肉のテラコッタ煮)などの、アリアニコにぴったりな郷土料理がたくさんあります。やはり地場のワインには地場の料理を合わせる、それを再確認させてくれるアリアニコです。
グリージーファミリーはそのような伝統を尊びながらも、新しい醸造方法を取り入れて、最高のアリアニコを作る為に長所を活かし、年々磨きをかけています。

こだわり
カーサ・マスキートの樹齢が若い葡萄を使用して造られた一番フレッシュなワイン。若いと言っても樹齢は約 40 年。土壌のベースは石灰と粘土に火山性分が含まれます。ステンレスタンクで発酵を行い、そのままステンレスタ ンクで 5 ヶ月間熟成された後ボトリング。ボトル内で最低 3 ヶ月間熟成させリリースされます。アリアニコとして は透明感のある味わいで引っ掛かりが無くシンプルに土壌の個性を味わえます。

ヴィンテージ 2017
タイ プ
生産国/生産地 イタリア, バジリカータ州
ワイナリー/生産地域 カーサ・マスキート
ブドウ品種 アリアニコ100%
アルコール度数 13%
容量 750ml
バジリカータ・ロッソ/2017
価格|PRICE ¥2,530
購入数: 個|UNIT
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