テイスティング内容
香り : 苺ジャムの甘い香りと黒胡椒やシナモンのスパイスのアクセント。樽由来のほのかに
ヴァニラの香りが心地よい。
味わい : やわらかなタンニンと甘い口当たり。しっかりとした旨みと共に長い余韻が楽しめる。
ワイナリー詳細
2011年にDOCGに昇格したモンテクッコ。トスカーナの新たな魅力を生み出す比較的新しいエリアで、家族3代に渡って昔ながらの醸造を継続する造り手パルモレッティーノ。1988年に祖母が設立。2009年から孫のドッティ・エリカが引き継ぎました。祖母に自然の素晴らしさを教えられて育ったエリカは、積極的に農業を学び、現在は父のマルコと祖父のロベルトと共に家族で畑仕事とワイン醸造を行っています。祖父はブルネッロのワイナリーの責任者でした。
パルモレッティーノの畑は、西側30~50kmにティレニア海、東にはアミアート山があり、海流の影響を受ける「海洋性気候」。山から吹き下ろす風などの影響で乾燥し、夏でもちょうど良い気温が保たれます。北にある偉大なモンタルチーノと同じ丘陵地帯に属するなど素晴らしい栽培条件に恵まれています。モンテクッコでもエリアによってそのワインのスタイルはがらりと変わります。パルモレッティーノはブルネッロの大手生産者カステッロ・ディ・バンフィの畑がすぐ近くに見える程モンタルチーノに隣接した町、グロッセート県カステル・デル・ピアーノにあります。
所有する畑は僅か8ヘクタール。昔からサンジョヴェーゼ・グロッソ種を栽培しています。トスカーナの中でも最高水準の伝統的な品種です。家族経営のとても小さな畑ですが、その分細かく丁寧な農作業が行われています。コルドーネ仕立てで栽培されており、高い樹齢の物で70年以上の樹もあり、地中からの様々な栄養、情報をしっかりと吸収し、根が地中深くに張ることで干ばつにも強い耐性をもっています。祖母の代から無農薬で栽培、醸造においては自然酵母で発酵を行っています。自然派という考えではなく、あくまで祖母の代からの昔ながらの造り方を守ることを大切にしています。熟成の効くポテンシャルを備えており、熟成したサンジョヴェーゼ・グロッソの魅惑的な雰囲気を存分に味わえるワインです。
こだわり
9月の下旬から10月に収穫され樹齢50年以上の葡萄の木から手摘みで収穫。中樽のトノーで18ヶ月熟成する。4ヶ月瓶内熟成。
ヴィンテージ | 2015 |
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タイ プ | 赤 |
生産国/生産地 | イタリア,トスカーナ州 |
ワイナリー/生産地域 | パルモレッティーノ |
格付け | Montecucco Sangiovese DOCG |
ブドウ品種 | サンジョヴェーゼ・グロッソ100% |
アルコール度数 | 14.5% |
容量 | 750ml |