テイスティング内容
カシスリキュールのように甘く華やか。スパイス、甘草、彼らの土地から生まれる特徴的でもあるミントやバルサミコのニュアンスがあり、エレガントで複雑な香りです。空気に触れていく程に変化が楽しめます。現状では抜栓を早めにして楽しみたいワインです。
豊潤でボリュームのある果実味が口の中で溢れますが、非常にうまくまとめ上げられており、エレガントで滑らかな質感。時間と共にまろやかさが向上していきます。大きめのグラスでゆっくりと香りと共に味わってください。
ワイナリー詳細
グアード・アル・メロ
トスカーナ州ボルゲリ地区の中心、最高の地域と言われているカスタニェート・カルドッチ地区に1999年設立したワイナリーです。近くにはオルネライアがあります。
オーナーであるミケーレ・シレンツァの家族で運営しています。最新のテクニックと伝統を上手くミックスさせた上品で繊細なワインを造っています。
現在ワイナリーのすべての指揮を取っている息子のミケーレは、醸造家であり、生物学者でもあります。物静かで丁寧な仕事をする彼のやさしい性格がワインにも表れています。フェデリコ(6歳)とジョヴァンニ(12歳)の息子がいます。ミケーレの父アッティリオは、現在ミラノ大学の教授で、葡萄栽培について教えています。
イタリアワイン界ではかなり名の通った人物で、各地で講演を行っています。また多くのワイナリーの栽培及び醸造のコンサルティングを行っています。
葡萄畑は約30ヘクタール。粘土質の上に砂質が被さっているので水はけが良く、海と山に囲まれている地中海性気候により、夏場も最適な温度に保たれる最高の地域です。
周辺環境にも配慮する彼らはイタリアでは珍しいサステーナブル農法を実施しており、環境保全に努めています。
サスティーナブル農法とは、化学薬品の添加を減らし、浄水施設を作り、堆肥を利用し畑を豊かにすることや、太陽光を利用し省エネに努め、環境に配慮しながら、永続的に安心して、葡萄作りができる農法です。畑で葡萄と一緒に花を育てることで、葡萄の病気を早期に発見できたり、ハーブの効果で虫をさけることができます。SO2haは、ワインの発酵や出来映えを見ながら必要最低限を添加しています。新樽は、毎年10%入れ替えし、フランス産をメインに使用しています。
ボルゲリという最高のミクロクリマに恵まれた土地で酸とタンニンのバランスが取れたワイン造りを行っています。魅力的なラベルも注目されています。
ミケーレの妻アナリサが、子来から伝わる伝統や詩をモチーフにデザインしています。
グアード・アル・メロのカンティーナは魅力がいっぱいです。
ワイン造りの歴史が学べるテイスティングルームやワインの造り方がわかりやすく描かれたコーナーでは子供も楽しめるスペースもあり、巨大な図書館のような部屋にはワイン文献が溢れています。
まるでワイン博物館に来たような心躍るカンティーナです。カベルネ・ソーヴィニヨン80% カヴェルネ・フラン メルロー
こだわり
アティスは彼らの畑で収穫された最高のブドウを使用したリゼリヴァワインです。名前はゼウスの孫であり、ギリシャ神話の王の名から。アティスはイタリア中部におけるエトゥルキア文明誕生のきっかけを作った神とされています。バリックで24ヶ月間、瓶詰め後に最低12ヶ月間熟成されます。長期熟成が可能であり、現状は非常にパワフルでスケールの大きい味わいです。
ヴィンテージ | 2013 |
---|---|
タイ プ | 赤 |
生産国/生産地 | イタリア,トスカーナ州ボルゲリ |
ワイナリー/生産地域 | グアード・アル・メロ |
格付け | DOC |
ブドウ品種 | カベルネ・ソーヴィニヨン80% カヴェルネ・フラン メルロー |
アルコール度数 | 13.5% |
容量 | 750ml |